摘要 |
残留圧縮応力を有する表面層及び裏面層と、両者間に形成され内部残留引張応力CT(MPa)を有する中間層とを備える強化ガラス板のレーザ光照射による切断方法。表面層及び裏面層の厚さDOL(μm)、強化ガラス板の厚さt1(μm)、ヤング率Y(MPa)を用いてUCT={CT2×(t1−2×DOL)}/(2×Y)で表現されるひずみエネルギーUCTを2.5J/m2以上とし、強化ガラス板に入射されるレーザ光の出力Pe(W)、走査速度v(mm/s)、レーザ光に対する強化ガラス板の吸収係数α(mm−1)、強化ガラス板の厚さt2(mm)、線膨張係数αL(K−1)、密度ρ(g/mm3)、比熱c(J/g/K)を用いてK=Pe/v×exp(−α×t2)×(Y×αL)/(t2×ρ×c)で表現される切断指数Kを150N/mm以下とする。 |