摘要 |
【課題】負極に用いるカーボンの単位重量当たりの充放電容量がグラファイトの理論容量をはるかに超える大きさであり、かつ充放電の繰り返しによる負極表面の構造が安定した新規な構造のリチウムイオン二次電池用負極とこの負極を用いた充放電容量が極めて大きなリチウムイオン二次電池を提供すること。【解決手段】鉄系金属からなる基板上にグラフェンシートが該基板の面に対して斜め方向に立設して成長したカーボン層が形成されてなり、該カーボン層を負極表面とするリチウムイオン二次電池用負極。前記カーボンナノチップス層を構成するグラファイトの波長532nmのアルゴンレーザーを用いて測定されるラマンスペクトルは、g/dが0.30以上、0.80以下である。 |