摘要 |
流量特性のばらつきを抑制しつつ、噴霧の微粒化と集合化の両立を低コストで実現した燃料噴射弁を得る。弁座10の下流側端面10bに噴孔12を有する噴孔プレート11を装着し、下流側端面10bにキャビティ15を設ける。弁座軸心に直交するX−Y平面Nに、噴孔入口および噴孔出口を垂直に投影し、平面Nにおいて、基準噴孔の噴孔入口の中心および弁座軸心を通る直線aと、基準噴孔に隣接する噴孔の噴孔入口の中心および弁座軸心を通る直線bとがなす噴孔配置角θを、Y軸に近づくにつれて小さくなるように設定する。平面Nにおいて、直線aと、噴孔入口および噴孔出口の各中心を通る直線cとがなす広角側の燃料折り返し角αは、90°<α<180°の関係を有する。 |