摘要 |
可変リフト機構付バルブリフタはカムユニットに対し一定の方向をなすことが要求されるが、これを従来の縦溝とピンの嵌合のような余計な加工を必要とする方法によらずに、簡易な構成で達成する。高リフトカムや低リフトカムが摺接するバルブリフタのカム摺接面を滑らかな傾斜面に形成し、当該摺接面におけるカム摺接開始地点をカム摺接終了地点よりも低くし、両地点間に高度差を設ける。これにより高リフトカムも低リフトカムも、常に、低いカム摺接開始地点より高いカム摺接終了地点に向け、傾斜に沿って低い方から高い方へカム摺接面を移動するから、バルブリフタはカムから往復動軸線回りの力を受けない。このためバルブリフタの方向が一定となる。 |