摘要 |
脳波に基づく不快音圧推定において推定結果を補正し、より安全な補聴器調整を実現する。不快音圧評価システムは、複数の音刺激群の各々を順次ユーザに呈示する。各音刺激群は少なくとも1つの音刺激を含み、かつ、各音刺激群の周波数は互いに異なる。システムは、各音刺激群に関し、少なくとも1つの音刺激の呈示時刻を起点として定められる所定区間のユーザの脳波信号から、事象関連電位に関する情報を抽出する抽出部と、予め定めた基準を参照して、事象関連電位に関する情報から、ユーザの不快音圧を推定する推定部と、推定された不快音圧が予め定められた最大不快音圧より高いか、最大不快音圧以下かを判定し、複数の音刺激群全体の判定結果に占める、不快音圧が最大不快音圧より高いと判定された割合が所定より小さい場合には、最大不快音圧より高いと判定された不快音圧の各々を、最大不快音圧以下の音圧に補正する補正部とを備えている。 |