摘要 |
実施形態によれば、原子炉用制御棒(50)は、上下方向に延びる軸のまわりに放射状に周方向の間隔をあけて配置された平板状の複数のウィング部(4)と、ウィング部(4)をで結合する結合部(3)とを備える。ウィング部(4)はそれぞれウィング表面構造部材(5a)とウィング表面構造部材(5a)内に内包された中性子吸収部材(10)とを有する。結合部(3)およびウィング表面構造部材(5a)の少なくとも一部はSiC繊維強化SiC複合材を構造材料とする。ウィング表面構造部材(5a)の結合部(3)側の端部がSiC繊維強化SiC複合材によって封止されていることでもよい。また、SiC繊維強化SiC複合材におけるSiC繊維の配向方向は、ウィング部(4)の長手方向となす角度をθとしたときに、各SiC繊維に関するcos2θの全SiC繊維に亘る算術平均が1/2以上であることでもよい。 |