摘要 |
本発明の目的の一つは、乗り心地の低下を抑制しつつ、2つの前輪より上方のステアリングシャフト周囲の構造の大型化を抑制できる傾斜可能な車体フレームと2つの前輪を備える車両を提供することである。操舵力伝達機構のタイロッド(1067)の少なくとも一部は、車体フレーム(1021)が左右方向へ最も傾斜した最大傾斜状態の車両を前方から見て、第1支持部材または第2支持部材の一部と重なり、車体フレーム(1021)の直立状態の車両を側方から見て、第1サイド部材(1053)の第1軸線および第2サイド部材(1054)の第2軸線より前方に設けられる第2クロス部材(1052)よりも下方、第1前輪(1031)および第2前輪(1032)より上方、第1前輪(1031)の前端および第2前輪(1032)の前端より後方、かつ第1サイド部材(1053)の第1軸線および第2サイド部材(1054)の第2軸線より前方に配置される。 |