摘要 |
【課題】簡易な構造で高い接合強度を発揮しながら、結合部分が目立ちにくく木造建築物の美観を損ないにくい木材の継手構造を提供する。【解決手段】男木2の接合端面20が2つの内向面が対向した谷構造をなし、女木3の接合端面30が接合端面20と密着する2つの外向面による山構造をなす殺ぎ継ぎによる四角柱状の木材の継手構造であって、谷構造には内向面をダム状に渡しながら等脚台形の上面23aを有して両側面が庇状に傾斜してなる蟻ほぞ23が形成され、山構造には蟻ほぞ23と略同一形状・サイズの蟻ほぞ穴33が形成されており、蟻ほぞ穴33の開口部中間位置に蟻ほぞ23上面の短い底辺側を位置合わせして外向面に内向面を密着させた位置から山構造の最長点が谷構造の最低点に一致するまで傾斜に沿って摺動させることで、蟻ほぞ23と蟻ほぞ穴33が噛み合って女木3と男木2が接合されるものとした。【選択図】図1 |