摘要 |
アルミニウム合金製の鋳物を形成する工程S1〜S4と、金型から取り出した鋳物を冷却用流体により冷却する工程S6と、冷却後の鋳物に人工時効硬化を施す工程S10を備え、鋳物を冷却する工程S6において、冷却開始時の鋳物温度aが、(凝固完了温度−80)℃以上であり、冷却速度bが、30℃/min以上であり、冷却終了時の鋳物温度cが、その後に行う人工時効硬化の処理温度d以下である製造方法とすることにより、溶体化処理の工程を廃止して、設備費やエネルギー消費の低減を実現し、T5熱処理でも、残留ひずみを低下させてT6やT7熱処理品に代替可能な特性の鋳物を得た。 |