太陽電池モジュール用充填材シート及び太陽電池モジュールの製造方法

摘要

本発明は、透明保護材や太陽電池素子との接着性、耐久性及び耐熱性に優れ、真空ラミネート法によりリジッドやフレキシブルな太陽電池モジュールを製造した場合にでも、太陽電池素子と充填材シートとの間に空隙が発生するのを防止することができ、太陽電池の劣化を低減できる太陽電池モジュール用充填材シート、及び、該太陽電池モジュール用充填材シートを用いる太陽電池モジュールの製造方法を提供することを目的とする。本発明は、αオレフィン含有量が１〜２５重量％であるαオレフィン−エチレン共重合体が無水マレイン酸でグラフト変性され、かつ、無水マレイン酸の総含有量が０．１〜３重量％である無水マレイン酸変性オレフィン系樹脂１００重量部と、低密度ポリエチレン樹脂又は直鎖状低密度ポリエチレン樹脂１００〜４００重量部と、下記一般式（Ｉ）で表されるエポキシ基を有するシラン化合物０．１〜３．０重量部とを含有する太陽電池モジュール用充填材シートである。式（Ｉ）中、Ｒ１は、３−グリシドキシプロピル基又は２−（３，４−エポキシシクロヘキシル）エチル基を示し、Ｒ２は、炭素数が１〜３であるアルキル基を示し、Ｒ３は、炭素数が１〜３であるアルキル基を示し、かつ、ｎは０又は１である。［化１］