摘要 |
電力伝送効率を向上する。受電装置(20)は、磁界を媒介として電力を受電する受電コイル(21)と受電コイル(21)に並置された磁性シート(22)を備えている。磁性シート(22)は、第1比透磁率を有する第1部分と、第1部分より受電コイル(21)から離れており第1比透磁率より大きい第2比透磁率を有する第2部分とを有している。磁性シート(22)において、受電コイル(21)に近い第1部分では、磁束が強いため、比透磁率が比較的小さくても多くの磁束を捕捉できる。また、比透磁率が小さいと、通常、磁気損失も小さいので、エネルギー損失が低減する。一方、受電コイル(21)から離れた第2部分では、磁束が弱いため、比透磁率が比較的大きいことで、磁束の捕捉効果が高まる。これにより、一様に同じ比透磁率をもつ磁性シートを用いる場合よりも、電力伝送効率を向上させることができる。 |