摘要 |
【課題】上下方向に延設されると共に表面に凹凸を有する長尺の施工対象物に、熱可塑性樹脂を品質良く被覆する。【解決手段】本熱可塑性樹脂の被覆方法は、径方向に分割可能な有底筒状を有する型枠の底部に、長尺の施工対象物を挿通可能な挿通穴を設け、底部を下方にして挿通穴に施工対象物を挿通させる態様で、型枠を施工対象物の被覆範囲の上端近傍に設置する(S110)。そして、型枠内へ流動状態の熱可塑性樹脂を注ぎ込み(S140)、型枠内の熱可塑性樹脂の温度を保持した状態(S120)で、型枠が施工対象物の被覆範囲の下端に到達するまで、型枠を施工対象物に沿って降下させる(S150、S160)。これにより、施工対象物の全施工範囲が、熱可塑性樹脂に一時的に浸漬されるため、表面の凹部まで熱可塑性樹脂を充填することができ、滑らかで美しい被覆を形成することができる。【選択図】図5 |