摘要 |
【課題】大型の台風や集中豪雨の際に、水が堤防の上を超えて越流水となって陸地側に侵入する越流現象が起こっても、基礎ブロック及びその周辺での深掘れの進行を遅らせて、堤防が決壊するまでの時間を延ばすようにする護岸構造物を提供する。【解決手段】堤防の法面において、基礎1の上に複数の基礎ブロック2を敷設し、基礎ブロック2の上に複数の護岸ブロック3を法面に沿って積み上げて構築する護岸構造物であって、基礎ブロック2の長手方向の左右2ヶ所に前面下側から後面上側にわたって護岸ブロック3の積み上げ方向に向かう貫通孔22をそれぞれ設けると共に、護岸ブロック3の長手方向の左右2ヶ所に護岸ブロック3の積み上げ方向に向かう貫通孔33をそれぞれ設け、基礎ブロック2の2つの貫通孔22と護岸ブロック3の2つの貫通孔33とに挿入されて、基礎ブロック2から上方の護岸ブロック3までを連結するコ字型連結鉄筋4を有する。【選択図】図7 |