摘要 |
球状化焼鈍後の冷間鍛造性に優れた冷間鍛造用丸鋼材を提供する。本実施形態による冷間鍛造用丸鋼材では、ミクロ組織がフェライト、パーライト及び球状セメンタイトからなり、フェライトの平均結晶粒径が10μmであり、ラメラ間隔が200nm以下のパーライトがミクロ組織に占める面積割合が20%未満である。さらに、冷間鍛造用丸鋼材のうち表面から半径×0.15深さまでの領域のミクロ組織において、フェライトの平均結晶粒径が5μm以下であり、ラメラ間隔が200nmのパーライトが領域のミクロ組織に占める面積割合が10%未満であり、球状セメンタイトの個数が1.0×105個/mm2以上である。 |