摘要 |
本発明は、miR−34がp53に依存しないという発見の一部分に基づく。miR−34がTP53に依存しない腫瘍抑制経路において機能することが発見されている。具体的には、miR−34によって誘導される癌細胞の成長の阻害は、p53が正常な及びp53欠乏の細胞において同様であることがわかった。したがって、miR−34は、p53から離れた腫瘍抑制の間においてより中心的な役割を有する。p53がない場合には、miR−34は特定の他のmiRNAとは異なり、限定されないが、p21WAF1/CIP1(CDKN1A)、PUMA、BAX、NOXA、PHLDA3及びMDM2を含む、p53によって調節されることが知られている遺伝子の上方制御並びにHDAC1の下方制御を引き起こすために十分である。したがって、これらのバイオマーカーはmiR−34活性のバイオマーカーとして使用され得る。本発明は、さらに、これらのバイオマーカーの幾つかがmiR−34活性への治療反応のために不可欠であり、それゆえにmiR−34活性の必須のバイオマーカーであるという発見に基づく。【選択図】 図1 |