摘要 |
【課題】柔軟性を有し、力学特性に優れ、かつそれ自体が極性重合体に対する優れた接着性を有する成形体および積層体を得ることができ、なおかつ、被着体と接着後の安定性に優れる成形体、および積層体を提供する。【解決手段】アセタール化度が50〜85モル%、ビニルエステル単量体単位の含有量が0.1〜20モル%、粘度平均重合度が200〜5000であるポリビニルアセタールであって、230℃において3時間加熱された前記ポリビニルアセタールをゲルパーミエーションクロマトグラフィー測定したときの、示差屈折率検出器で測定されるピークトップ分子量(A)と、吸光光度検出器(測定波長280nm)で測定されるピークトップ分子量(B)が下記式(1)(A−B)/A<0.60 (1)を満たし、かつピークトップ分子量(B)における吸光度が0.50?10−3〜1.00?10−2となるポリビニルアセタールと;ポリエステル、ポリアミド、α-オレフィン(共)重合体、セルロース系樹脂、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂から選ばれる熱可塑性樹脂と;を含む高接着性樹脂組成物。【選択図】図1 |