摘要 |
【課題】想定以上の巨大地震に遭遇しても、または、免震性能が不足している既存建物においても、積層ゴム免震装置の過大変形を制限する変位制限装置を提供する。【解決手段】下部構造1と上部構造2との間に免震装置3と免震装置の過大変形による損傷を防止する変位制限装置12を介在させてある免震建物構造において、変位制限装置は、弾性体で形成した本体部13とベースプレート14とで構成され、建物の鉛直荷重による軸力のない所に設置され、本体部の鉛直方向において、所要の勾配で分割されてくさび状に形成されると共に、所要のプレコンプレッションが導入され、変位制限装置と上部構造である大梁(地中梁)10との接触面に所定の摩擦力を生じさせ、地震力に対する抵抗力(復元力)とし、既存または新設の免震装置の過大変形を制限し、免震装置と共に上部構造の損傷や破損を防ぐ。また、簡単に取り替えまたは新たに設置することができる。【選択図】図1 |