摘要 |
弁室を有する弁座(30)と、弁座(30)の上端に設けられたモータ(10)と、スクリュー(312)とを備え、スクリュー(312)は螺合によりナット(41)が連結されて、ナット(41)に弁コア(42)が連結されている直動式電動弁において、モータのロータ(12)と弁座の軸方向位置が相対的に固定され、スクリューの上端とロータが固定接続されており、弁コアがナットの協働で弁室の軸方向に移動して弁座上に設けられた弁口(30a)を開閉するように配置され、弁コアはバランス通路を有する筒状構造であり、その外周に弁室を2つの独立したチャンバに分割するシール部材が設けられている。このような電動弁はギヤシステムを無くしたため、不要な伝動を低減させ、摩擦損失を小さくすることができ、反応が直接的且つ確実で敏感となる。また、ロータと弁座の軸方向位置が固定され、即ち作業中にロータとコイル部材との相対的な位置が決められているので、駆動力が安定する。明らかなように、同一サイズを有する弁口に対して、そのモータのサイズが先行技術よりも小さくなるため、小型化と大容量化の要求を両立させることが可能となる。【選択図】図1 |