摘要 |
【課題】数多くの雪崩危険箇所が点在するような広い地域への適用にも好適な雪崩探知システムを提供する。【解決手段】雪崩危険箇所が存在する地域に存在する3つの観測点のそれぞれに置かれた現地局にて100分の1秒毎の気圧を計測し、微気圧データとして集約局に集約させる。集約局では、各観測点の微気圧データに対して2秒間のトレンドから推定される予測値に対して、その後の0.3秒間に観測された平均値の差(符号付き)を求めて、雪崩帯域の微気圧振動とする。各微気圧振動の振幅がそれ以前30分間の微気圧振動の振幅の標準偏差の10倍以上である場合に、雪崩イベントの候補とする。雪崩イベントの候補とされた微気圧振動の波形を比較し、観測点同士での微気圧振動の到達時間の時間差を求める。その時間差を基に、雪崩の発生地点と発生時刻とを特定する。【選択図】図7 |