摘要 |
【課題】タイヤスリップ時変速禁止制御とタイヤロック時下限ギヤ段ガード制御とが実行可能な車両において、タイヤロックが発生した後にタイヤグリップが発生したときの、変速機の入力軸の過回転を抑制する。【解決手段】タイヤスリップ時変速禁止制御を開始した後、当該タイヤスリップ時変速禁止制御を解除する条件が成立する前にタイヤロックが発生したと判定した場合には、タイヤロック下限ギヤ段制限時制御を優先して実行する。このような制御により、タイヤスリップ中(変速禁止中)にタイヤロックが発生した場合には、車体速に応じた下限変速比にて変速機の変速比をガードすること(例えば2ndにガードすること)ができる。これによって、タイヤロック後、ブレーキOFFでタイヤがグリップして車輪速(変速機の出力軸回転数)が急上昇しても、変速機の入力軸の過回転を抑制することができる。【選択図】図10 |