摘要 |
二層の培養(共培養)を実施する細胞培養容器への送液および送気手段において、送液経路を最小化するとき、培養容器の内部の圧力維持が困難となる。細胞培養装置31であって、培養容器55、57は、液体またはガスを容器内に供給できる第一の供給口56、77と、培養容器内のガスを排出する第一の排出口とを少なくとも有し、第一の排出口から排出されたガスを大気圧の外気へ排出するための流路と、当該流路上に設けられたフィルタ52とを備え、流路上における第一の排出口63、65とフィルタ52との間に、排出されたガスの水分を捕集するトラップボトル105を設置する。これにより、トラップボトル内で液相と気相に分離されるので水分がフィルタに到達することを防ぎ、フィルタ目詰まりを防止して、培養容器の内圧を常圧に保つことが出来ることができる。 |