摘要 |
【課題】 被炭化物由来のガスを燃焼熱源として利用し、前焚き時間を省略または短縮するともに、燃料の追加投入が不要な、良質の炭が高収率で得られる、炭窯とそれを用いた炭の製造方法を提供する。【解決手段】 炭窯内側に断熱構造と気密構造を付与し,焚口6及び煙突9を炭窯本体1の下部に設置し、被炭化物16を焚口6と煙突9の上の部分に設けたロストル3の上に載置する構造とする。炭製造の操作は、焚口6の点火材に点火し、煙突の煙の排出状態と炭窯内の温度により、焚口6と煙突9を順次閉鎖することで空気を遮断する。前記の構造と操作手順により、被炭化物16の加熱によって生成する可燃性ガスを燃焼させて、被炭化物の焼損を防ぎながら,炭窯本体1内部の温度を高温に保持することが可能となり、燃料の使用量を極めて少なくすることができる。【選択図】図1 |