摘要 |
本発明の目的は、ベイナイト組織を有する配管の余寿命を推定することにある。本発明は、加熱及び加圧によりクリープ損傷を受ける、ベイナイト組織を有する円筒形状の配管の余寿命を検量線を用いて推定する方法である。本発明では、材質が配管と同一の、中空の試験体10に熱及び内圧を加えて外径を測定し、所定時間をおいて外径の測定を複数回行うことにより、試験体10の直径方向の膨出率と試験体10の余寿命との関係を示す検量線を作成する。その後、配管の外径を測定し、配管の直径方向の膨出率と前述の検量線とに基づき、配管の余寿命を推定する。 |