摘要 |
ピン(10)の雄ねじ部(11)の荷重フランク面(15)、及びボックス(20)の雌ねじ部(21)の荷重フランク面(24)の各フランク角θが0°未満である。雌ねじ部(21)は、シール面(26)に近い側から順に、不完全ねじ部領域(21b)及び完全ねじ部領域(21a)に区分される。雌ねじ部(21)のねじ谷底面(23)が、両ねじ部領域(21a、21b)の全域にわたり、同一のテーパ面上にある。不完全ねじ部領域(21b)は、長さがねじピッチの3倍以上であって、ねじ高さが完全ねじ部領域(21a)のねじ高さよりも低い。締結状態において、各ショルダー面(17、27)が互いに接触し、各シール面(16、26)が互いに接触し、不完全ねじ部領域(21b)では、雄ねじ部(11)のねじ谷底面(13)と雌ねじ部(21)のねじ山頂面(22)との間に隙間が形成される。これにより、外圧に対する密封性能が維持され、内圧に対する密封性能が向上する。 |