摘要 |
車載電子制御装置に組み込まれ、負荷の異常を診断する診断回路を内蔵した負荷駆動回路において、負荷駆動制御に影響を与えることなく、診断回路の故障を検出する。診断回路に故障が発生した場合、診断回路自体は車両を制御する機能ではないので、車両動作へは影響を与えず、車両に乗っている乗員がその故障に気付かない場合が考えられる。また診断回路に故障が発生した場合には、診断回路に故障が発生したことを検出する機能が無い限りは、車両制御システムでもその故障発生を検出することが出来ない。つまり、診断回路に故障が発生した場合には、乗員が認知することも、車両制御システムが検出することもできない故障となる可能性がある。診断回路が負荷の異常を診断する必要のない状態の時に、診断回路に擬似異常信号を注入し、診断回路が注入された擬似異常信号を故障として検出できるかを確認することで、診断回路が故障しているか否かを判定する。 |