摘要 |
内燃機関の使用初期からブローバイガス量が小さく、かつ、内燃機関を長期間に渡って使用してもブローバイガス量の継時的な増大を抑制すること。アルミニウム合金製シリンダブロックおよびアルミニウム合金製ピストンを備えた内燃機関に用いられ、合口を有するリング状の圧力リング本体部と、圧力リング本体部の外周面を被覆する硬質被膜とを備え、室温〜200℃の範囲内での平均線膨張係数が、13.0×10−6/℃以上であり、圧力リング本体部を構成する材料が、熱伝導率が30.0W/m・K以上であるマルテンサイト組成の炭素鋼であり、硬質被膜が、窒化物被膜および非晶質炭素被膜から選択される硬質被膜であり、圧力リング本体部の上面側部分および下面側部分には、ビッカース硬さHVが700〜900の範囲内である窒化層が形成されている圧力リングおよびこれに用いる圧力リング用母材。 |