摘要 |
車両用の内燃機関(1)は、自動変速機(4)を具備するとともに、可変圧縮比機構を有し、その目標圧縮比tCRは、要求負荷tTと機関回転数Neとをパラメータとして予め目標圧縮比を割り付けた圧縮比マップを参照して求められる。自動変速機がリバース位置であれば後退用圧縮比マップが、実減速比RRが小さければ第1圧縮比マップが、実減速比RRが大きければ第2圧縮比マップが、それぞれ選択される(S3〜S7)。減速比が大きいときの第2圧縮比マップは、第1圧縮比マップに比べて、圧縮比の可変制御範囲が狭く、後退用圧縮比マップはさらに制御範囲が狭い。減速比が大きいときの圧縮比変化による意図しないトルク変化が抑制される。 |