摘要 |
【課題】 近年、身体に関わる洗浄剤は環境に優しく、安全性が高く、洗浄力に優れ、シリコーンなどの落ち難い汚れも落とす洗浄剤が望まれている。またこのような洗浄剤では泡の立つ事が望ましい。洗浄力を強めるために、油脂類、溶剤などを使用する事が良く知られる所であるが、これらを使用すると泡立ちが極端に低下するのが通例である。天然油脂類は極性が高く、各種の汚れを溶解する能力を有することから、液状の油脂類を多く使用して、環境に優しく、安全で、優れた洗浄力を有した、泡立つ洗浄剤が望まれている。【解決手段】 液状の油脂類から得られる石鹸、及びアルキルエーテルカルボン酸塩は安全性に優れ、環境に優しく、洗浄力の高い洗浄剤として広く知られている。しかし他の起泡剤に比べ、起泡性、耐塩性に劣っている。アルキルエーテルカルボン酸塩とアルキルジメチルアミノ酢酸ベタインとの特定の配合領域で、液状の天然油脂を多く使用しても、泡立ち、洗浄力に優れている事を見出し、液状の油脂類から得られる石鹸を併用しても泡立ちが落ちることなく、更に液状の油脂類を更に多く配合した場合でも、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシドなどを併用することにより、優れた泡立ちを維持出来る事を見出して本課題を解決した。 |