摘要 |
電動パワーステアリング装置のトルクセンサにおいて、ステアリングホイールのセンター(中立位置)付近のトルクセンサ機構の物理量を大きくして、運転者への自然で爽快な操舵フィールを実現する。トルクセンサ用のトーションバー(3)は、芯トーションバー(3A)と、筒トーションバー(3B)を備える。筒トーションバー(3B)は、一組の筒状の部品(3Ba,3Bb)からなり、その内側に芯トーションバー(3A)を収納し、内側で芯トーションバー(3A)の両端を固定し、芯トーションバー(3A)の捩れが所定の回転角に達すると、一組の筒状の部品(3Ba,3Bb)が噛み合い歯(3Bat,3Bbt)によって噛み合うことで連結し、1本のトーションバーを形成する構造である。筒トーションバー(3B)の弾性力は、芯トーションバー(3A)の弾性力よりも大きい。 |