摘要 |
スルーアンカ(10)では、車両の緊急時に乗員がウェビング(28)によって拘束された際に、ウェビング(28)が乗員の慣性移動によってガイドピース(18)の挿通孔(20)を車両前側に移動されて、ウェビング(28)の車両前側端面がガイドピース(18)の変位壁(26)に高荷重で接触される。ここで、ガイドピース(18)では、変位壁(26)の剛性が変位孔(24)によって低くされている。このため、ウェビング(28)によって変位壁(26)が車両前側に変形されて変位されることで、挿通孔(20)におけるウェビング(28)の車両前側への偏りの発生を抑制できる。 |