摘要 |
自動車用バンパーにおいて、バンパービーム(11)は、前方に向けて凹状に湾曲する湾曲部(A)と、前方に向けて凸状に湾曲する一対の左右湾曲部(B)とからなり、左右湾曲部(B)は、バンパービームエクステンション接続部(B1)と、バンパービーム(11)のうちで前方に最も突出する荷重入力部(B2)とを備える。これにより前後方向の衝突荷重を左右一対の荷重入力部(B2)で受けることができ、湾曲部(A)の連続繊維に引張荷重を作用させて衝突エネルギーの吸収効率を高めることができるだけでなく、荷重が入力する荷重入力部(B2)からバンパービームエクステンション接続部(B1)までの距離を小さくして衝突荷重によりバンパービーム(11)に作用する曲げモーメントを低減し、バンパービーム(11)の必要強度を低減して軽量化を図ることができる。 |