摘要 |
【課題】ヒートポンプサイクルに適用される統合弁において、固定絞り通過後の低温の冷媒から固定絞り通過前の液相冷媒への熱移動を抑制する効果が長期的に確実に得られるようにする。【解決手段】液相冷媒通路141aを形成するボデー140の内壁面を樹脂製の筒状の断熱部材51にて覆う。ボデー140と同一材質の絞り部材54に絞り541を形成し、この絞り部材54をインサート物として第2断熱部材51をインサート成形する。絞り部材54とボデー140は同一材質であるため、絞り541近傍の温度が変化しても、絞り部材54の外周面とボデー140の内壁面との隙間は一定に維持される。これにより、絞り部材54の外周面とボデー140の内壁面との隙間を介して絞り541側に吸引される冷媒の流量が抑制され、固定絞り通過後の低温の冷媒から固定絞り通過前の液相冷媒への熱移動が抑制される。【選択図】図11 |