摘要 |
【課題】 ワイヤ式プラズマアクチュエータの絶縁層の厚さおよびチップクリアランスに存在する空気層の厚さも加味して、最適な印加電圧及び周波数を設定することにより、必要最小限の消費電力で流体機械のチップクリアランスで発生する漏れ損失の低減効果を最大限高める。【解決手段】作動流体が漏洩するのを防止するワイヤ式プラズマアクチュエータ1は、タービン動翼の外周を覆うケーシング2のチップ側壁面内に設置され、リング状の絶縁材料3に絶縁被覆導電ワイヤ4を埋め込んだ内部構造を採用している。ブレードの中心軸を含む断面からみたブレード外端形状を、入口側、出口側の双方において直角形状あるいは曲面形状とするとともに、絶縁被覆導電ワイヤ4に印加するパルス電圧の電圧値及び周波数、そして、ブレード外端形状及び前記絶縁被覆導電ワイヤにおける絶縁層の厚さで定まる電圧勾配(kV/ms)を、プラズマ放電がコロナ型放電を維持するように選定する。【選択図】 図1 |