摘要 |
磁界発生空間に対向するヨークの一面に、複数の主極及び補極を夫々の主面を揃えて交互に並設する。主極は、並設方向の位置では主面に直交する磁化方向を有し、位置の両側では主面に対する傾斜角度を連続的に減じる磁化方向を有する集中配向磁石とする。補極は、主面と平行な磁化方向を有する磁石であり、主面に向けて磁化された主極に夫々の磁化方向を向けて配置する。主極の内部には磁化方向の急変部が存在せず、減磁界の増加を抑え、熱減磁の影響による不可逆減磁の発生を抑制できる。従って、主極に高残留磁束密度の材質を使用することができ、この主極の形成磁界を補極の作用により強化して可及的に高い磁束密度を実現することができる。 |