摘要 |
血液入り口側端部と、血液出口側端部と、処理される血液を接触させる分離機能表面と、を有する血液処理用分離膜が開示される。乾燥状態の当該分離膜に蒸留水を浸透させ、含水量が飽和に到達した時点において、前記分離機能表面に存在する水を不凍水、中間水及び自由水に分けたときに、前記中間水の存在比率が、前記不凍水、前記中間水及び前記自由水の合計量を基準として20%以上である。当該分離膜の水分含有率が、当該分離膜の全体質量に対して10質量%以下である。当該分離膜が、分離膜基材と、該分離膜基材の表面に付着した粒径3μm以下の無機塩粒子とを含み、前記無機塩粒子の量が、100μg以上0.1g以下であり、且つ、当該分離膜を前記血液入り口側端部と前記血液出口側端部との間で均等に5分割して得られる各1/5の部分の中で、の1/5の部分に含まれる前記無機塩粒子の量が最も小さい。 |