摘要 |
光架橋性のビニル構造を有する光応答性塩基に対して光架橋可能なチミン(T)又はウラシル(U)の塩基の、ピリミジン環の5位を、R基(ただし、R基は、フッ素原子、又は1個以上の水素原子がフッ素原子で置換されたC1〜C4のフルオロアルキル基である)に置換したフッ素含有修飾ピリミジン塩基を使用することによって、光架橋性のビニル構造を有する光応答性塩基と、光架橋可能なフッ素含有修飾ピリミジン塩基との間に光架橋を形成させて、光架橋形成の前後の比較において核磁気共鳴法によって検出可能な19Fケミカルシフトの変化を生じさせる方法によって、光応答性塩基によって形成される光架橋を検出するための、生体内での計測に適した、高感度な検出手段を提供する。 |