少なくとも一つのフィードバック遅延ネットワークを使ったマルチチャネル・オーディオに応答したバイノーラル・オーディオの生成

摘要

いくつかの実施形態では、マルチチャネル・オーディオ入力信号のチャネルに応答してバイノーラル信号を生成する仮想化方法が、各チャネルにバイノーラル室内インパルス応答（BRIR）を適用する。これは、チャネルのダウンミックスに共通の後期残響を加えるよう少なくとも一つのフィードバック遅延ネットワーク（FDN）を使うことによることを含む。いくつかの実施形態では、入力信号チャネルは第一の処理経路において処理されて、各チャネルに、そのチャネルについての単一チャネルBRIRの直接応答および早期反射部分を適用し、チャネルのダウンミックスは、前記共通の後期残響を加える少なくとも一つのFDNを含む第二の処理経路において処理される。典型的には、前記共通の後期残響は、前記単一チャネルBRIRのうちの少なくともいくつかのBRIRの後期残響部分の集団的なマクロ属性をエミュレートする。他の側面は、当該方法の何らかの実施形態を実行するよう構成されたヘッドフォン仮想化器である。