摘要 |
本発明は、鋳鋼材からなり、高温且つ応力が低い環境下にて使用される部材の余寿命評価方法であって、部材の内部の硬さを測定し、測定した硬さに基づいて、部材の引張強さを予測し、予め求めた上記環境下における部材の時間と引張強さとの関係を参照し、予測した引張強さに基づいて、部材の引張強さが所定の引張強さになるまでの時間を第一の余寿命とする。また、測定した硬さに基づいて、部材の変形量を予測し、予め求めた上記環境下における部材の時間と変形量との関係を参照し、予測した変形量に基づいて、部材の変形量が所定の変形量になるまでの時間を第二の余寿命とする。そして、第一および第二の余寿命のうちの短い方を、部材の余寿命として評価する。よって、高温かつ低応力下で使用される鋳鋼材製の部材における余寿命予測の精度を向上させることで、当該機器を適切なタイミングで交換でき、信頼性を向上させることができる。 |