摘要 |
従来、検体が設置される箇所を覆うカバー内の温度(以下、庫内温度とする)が、ファンで外気を取り入れて制御する方法のため、装置を設置した場所の環境温度によって庫内温度が変動し、設置した環境間で温度制御に差が生じる恐れがある。また装置内の反応容器は架設位置によってファンから生じる風が当たり、反応容器ごとに外気の影響度合いが異なる可能性がある。それにより個々の検体の温度制御に影響し、温度精度や昇温速度、降温速度等の温調性能が維持できない可能性や検体間でばらつきが生じる可能性がある。本発明は、例えば、反応液の入った反応容器13とそれを直接的又は間接的に温度制御する箇所を断熱構造のカバー2とフィンカバー8で覆い、さらにそのカバー2で覆った内側の庫内温度を制御するための熱源を有する構成により、庫内温度を一定にし、反応容器13の温度制御に対する環境温度影響を最小化する。 |