摘要 |
本発明の課題は、連続ウェーブレット変換を利用したピーク検出で負ピークの検出も可能としつつ、ピーク検出精度を向上させることである。処理対象である信号波形に対し、スケールファクタを変えた連続ウェーブレット変換を実施して各時間におけるウェーブレット係数を算出する(S2)。スケールファクタ及び時間に対するウェーブレット係数の強度を示す画像上で隆起線を検出し、該隆起線に基づいて正、負ピークの候補を抽出し(S3、S4)たあと、近接ピークの影響によるピーク位置や幅ずれを補正する(S5)。そのあと、ピーク形状の非対称性等を判断することで負ピークアーティファクトによる偽負ピークを除去し(S6)、そのあとに、高周波ノイズの高周波成分が除去されたこと等による偽のピーク群と真のピーク群などを判定し、その結果を利用して偽ピークを除去する(S7、S8)。 |