摘要 |
反応炉内に、珪素を含むガス、炭素を含むガスおよび塩素を含むガスを同時に導入する(ステップS5)。次に、ステップS5で導入した複数のガスからなる混合ガス雰囲気中においてハライドCVD法により4H−SiC基板の表面にSiCエピタキシャル膜を成長させる(ステップS6)。ステップS6においては、まず、第1成長速度で2μmの厚さのSiCエピタキシャル膜を成長させる。第1成長速度は、3μm/hの初期成長速度から75μm/hの高成長速度になるまで連続的に一定の割合で増加させる。さらに、SiCエピタキシャル膜の厚さが製品として必要な所定厚さになるまで、75μm/h以上の第2成長速度でSiCエピタキシャル膜を成長させる。このようにすることで、ハロゲン化合物を含むガス雰囲気において成長させた炭化珪素半導体膜の結晶性を向上させることができる。 |