摘要 |
【課題】重量増加を抑制しながら、ボス部の剛性を向上する。【解決手段】シリンダヘッド10のアッパーデッキ22からロアデッキ24までオイル落し孔32をドリル90により貫通形成する際の加工逃げ部として、シリンダヘッド10の側壁44に膨出部44dを設ける。また、スリンガーハンガー70が取り付けられる取付ボス44bを側壁44に設ける。取付ボス44bは、膨出部44dに接続されるように構成されている。これにより、エンジン1がスリンガー80によって吊り下げられた際に、スリンガーハンガー70を介して取付ボス44bに作用する曲げ力の少なくとも一部を膨出部44dによって受けることができる。この結果、取付ボス44bの剛性を向上することができる。しかも、専用の補強リブを設ける必要がないため、エンジン部材の構造の複雑化を抑制できると共に、重量の増加を抑制することができる。【選択図】図3 |