摘要 |
【課題】電気接触子のメッキ厚の増大を抑えつつ、下地層が露出するまでの使用回数を増加させる。【解決手段】ICパッケージが収容されるソケット本体にはコンタクトピン32が設けられ、収容されたICパッケージの接続端子と電気的に接触する。コンタクトピン32は、導電性を有する基材62の表面に複数層が積層され、基材62上にNiメッキ層として形成された下地層64と、下地層64上にPd−Ni合金メッキ層として形成された第1表層68と、第1表層68上にNiメッキ層として形成された第2表層70と、第2表層70上に電気接点層であるAuメッキ層として形成された最表層72と、を有している。第2表層70であるNiメッキ層において接続端子のSnが拡散する速度は、従来のAgメッキ層におけるものよりも大幅に遅くなるので、第2表層70のメッキ厚を増大させることなく、第1表層68へのSnの拡散を遅延させることができる。【選択図】図7 |