摘要 |
【課題】比較的費用を抑制しつつセメント系硬化体の強度を増加させる。【解決手段】セメント系硬化体に対するエリソルビン酸ナトリウムの添加率を、セメントに対する重量パーセントで0.025%、0.050%、0.075%、0.10%、0.20%とし、これらを試料2、3、4、5、6とした。グルコン酸ナトリウムの添加量はセメントに対する重量パーセントで0.10%、0.20%とし、これらを試料7、8とした。また、比較のため添加剤を添加しない試料を作成し、試料1とした。試料2〜8のうち圧縮強度試験結果が添加剤を使用していない試料1を超えなかったものはなかったため、この試験により「不可」と評価されたものはなかった。添加剤の種類による強度を比較すると、エリソルビン酸塩の方がグルコン酸塩より1.1倍程度も強度増加への寄与が高いことがわかった。【選択図】図1 |