摘要 |
【課題】カムシャフトに対するカムロブ部材の回転位相を周期的に変化させる不等速機構を備えた可変動弁装置において、カムロブ部材を必要に応じて作動状態または停止状態に切り替えるにあたり、カム軸とカムロブ部材との係合の失敗の可能性を抑制する。【課題手段】カム軸と作動停止可能カムのカムロブ部材とを係合させるクラッチ機構への係合要求があった場合には、クラッチ機構が係合状態であればロッカーアームがカムロブ部材のベース円領域に当接している位相範囲(ベース円領域)内に、リンク拘束プレートの回転速度が極小値A2min,B2min,C2minを含む所定範囲内となる低速領域を、不等速機構の位相可変機能によって移動させ、その後に、クラッチ機構を係合状態に移行させる。係合試行時におけるリンク拘束プレートとカムロブ部材との速度差の抑制によって、係合の失敗の可能性を抑制することができる。【選択図】図16 |