抗インフルエンザウイルス中和抗体

摘要

本発明の課題は、インフルエンザウイルスに対して高い結合活性及び高い中和活性を有する新規な抗体を提供することである。本発明によれば、特定の重鎖第１相補性決定領域（VH CDR1）、重鎖第２相補性決定領域（VH CDR2）及び重鎖第３相補性決定領域（VH CDR3）からなるCDRを有する重鎖可変領域と、特定の軽鎖第２相補性決定領域（VL CDR2）及び軽鎖第３相補性決定領域（VL CDR3）からなるCDRを有する軽鎖可変領域とを有する、Ｈ１型インフルエンザウイルス及び／又はＨ５型インフルエンザウイルスを中和する抗体が提供される。