摘要 |
【課題】溶接電流や溶接電圧などが予め設定された閾値を超えたことでアーク溶接の品質判定を行う従来技術では、定常時ではない状態(例えば溶接開始時や溶接終了時、あるいは溶接条件を意図的に変更したとき等)では、溶接不良の判定をすることができない。【解決手段】アーク溶接品質判定システムは、所定の母集団において、第1の時刻ごとに、第1の時刻または第1の時刻を含む複数の時刻における最大値に基づいて第1の時刻における上限値を設定し、第1の時刻または第1の時刻を含む複数の時刻における最小値に基づいて第1の時刻における下限値を設定する設定部を備えている。このアーク溶接品質判定システムは、さらに、溶接時に得られた計測値が上限値と下限値との範囲にあるときは溶接不良無しと判定し、計測値が記範囲外にあるときは溶接不良ありと判定する判定部を備えている。【選択図】図5 |