摘要 |
コストを抑えた回路構成で重ね放電を行い、各気筒のイオン電流を適確に検出する内燃機関用点火装置を提供する。重ね放電制御装置2は、有意の点火信号を入力した例えば点火コイルユニット11に接続するスイッチ部31を閉じて、倍電圧整流回路の第1回路25aの出力電圧を点火コイルユニット11へ供給する。点火コイルユニット11の点火コイル51に放電電圧が発生すると、当該放電電圧に倍電圧整流回路の第2回路25bが生成した高電圧を重畳して点火プラグ5に重ね放電を行わせる。重ね放電を所定期間行わせると、スイッチ部31を開いて重ね放電制御部2と点火コイルユニット11との回路接続を遮断し、点火コイルユニット11のイオン電流検出回路56からイオン電流検出用電圧を、点火コイル51の2次巻線を介して点火プラグ5へ供給させてイオン電流を検出する。 |