摘要 |
半導体基板10と、基板上に直列に設けられた第1、第2活性層15、25とを備えて、量子カスケードレーザ1Aを構成する。第1活性層15の単位積層体16は、そのサブバンド準位構造において、発光上準位と、発光下準位とを有し、第1周波数ω1の光を生成可能に構成され、第2活性層25の単位積層体26は、そのサブバンド準位構造において、第1発光上準位と、第2発光上準位と、複数の発光下準位とを有し、第2周波数ω2の光を生成可能に構成され、第1周波数ω1の光、及び第2周波数ω2の光による差周波発生によって、差周波数ωの光を生成する。これにより、テラヘルツ光などの長波長の光を好適に生成することが可能な量子カスケードレーザが実現される。 |