摘要 |
トロイダル型無段変速機において、油圧ローダ(23)の第1ピストン(25)は入力ディスク(15)の径方向外端部の第2シリンダハウジング(15a)を局所的に押圧するので、入力ディスク(15)を変形させ易いが、第2油室(28)の油圧は入力ディスク(15)の背面の全域を均等に押圧するの、入力ディスク(15)の変形が小さくなる。第2油室(28)だけに油圧を供給する第1制御状態と、第1油室(27)および第2油室(28)の両方に油圧を供給する第2制御状態とを切り換えるので、第2油室(28)の油圧で優先的に入力ディスク(15)を押圧し、第2油室(28)の油圧だけでは不足する場合に第1油室(27)に油圧を供給して第1ピストン(25)で補助的に入力ディスク(15)を押圧することで、パワーローラ(19)のスリップを抑制しながら入力ディスク(15)の変形を最小限に抑えることができる。 |